中学校で宗教の授業（道徳のようなもの？）を教えていた引退教師のナンシーは、生涯一度も性生活に満足をしたことがないというコンプレックスを抱えている。そこで高級男娼のリオを雇い、自身のファンタジーを叶えることに。あくまで雇用主と雇用者の関係のはずが、リオの魅力にどハマリしていくナンシーは、超えてはいけない一線を超えてしまう...
深夜の映画館で友達と二人、ケラケラ笑いながら見た映画。あらすじだけ見ると真面目なストーリーだが、実際にはエマ・トンプソン演じるナンシーの性に対する不器用っぷりや、親子ほどに歳の差がある二人の掛け合いが絶妙なコメディテイストになっている。性とか快楽というものに対する明確なメッセージ性（どう評価するかは別として）もあり、分量的にもコンパクトに纏まった良い映画だった。
