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大いなる自由のsatoのネタバレレビュー・内容・結末

大いなる自由(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

23_7

戦中から同性愛者として強制収容所に収容され、戦後そのまま刑務所に入れられたハンスが、自身の存在を否定され続けた人間としてあまりに強靭すぎる、その理由がないように感じたが、あまたいる生き延びられなかったハンスに、迫害されたハンスに、同性愛者としての己をただ祝福されなかったハンスたちのために、誇り高く、自身の愛の愚直さを信じ、思いやりといたわりあふれる不屈の人間として主人公を描くことをこの映画は選んだ。抵抗する主体として。
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