富樫鉄火

夜ごとの夢の富樫鉄火のレビュー・感想・評価

夜ごとの夢(1933年製作の映画)
3.5
#1
完全サイレントで観た。
新年第一弾。

カメラの寄りやパン、独特のモンタージュなど、意外と実験的シーンが多く、新鮮だった。
もし音声や音楽が付いていたら、すごい映画になっていただろう。
むかしから思っているんだが、栗島すみちゃんは、いまの感覚からすると、決して美人とはいえない。
しかし、当時は大スターだったわけで、往時の女性観みたいなものが、とてもおおらかで、健康的だったような気がする。

ここ数年、元日は早稲田松竹だが、これと#2『伊豆の踊子』を観て、外に出たら、地震で世の中は一変していた。
富樫鉄火

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