レオン

キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性のレオンのレビュー・感想・評価

4.5
これ、映画ファンなら必見です! (WOWOW録画視聴)
まず冒頭、マーティン・スコセッジ監督が、「映画は90%以上が、キャスティングで決まる。」と述べます。 そのキャスティングをハリウッド初期から始めた方が、主人公マリオン・ドハティさんです。
(★数値は作品の素晴らしさというより、この事実を知るべきという意味も込めています)

それまでのハリウッドは、映画作製時にせいぜい30人ぐらいのスターから、誰を使おうかと選んでいて、この役は誰なら最も表現出来るか・・、
という基準で選んでなかったのです。

が、マリオンさんは、まだ無名でも自分が「!」と来た役者、もしくは舞台などで光る物を発している役者等を、プロデューサーに進言して、その役ピッタリのキャスティングをしていたのです。
要するにマリオンさんが、キャスティングディレクターという役職の創始者だった訳です。
彼女がキャスティングを担当した作品は生涯トータル 500本 以上!!

その進言した俳優には、クリント・イーストウッド、アル・パシーノ、ジーン・ハックマン、ジョン・ボイト、ロバート・デュバル、ダスティン・ホフマン、ジョン・トラボルタ 等、今や超大御所がズラリ!

が、アカデミー賞には、キャスティング賞というカテゴリーがありません・・・。
なぜかは、是非この作品を見て下さい。

長年映画を見てきましたが、今後はキャスティングが誰がしているかも、
参考にする事になるでしょう♪

WOWOW 4月7日午後4時 再放送
レオン

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