マツモトタクシー

だからここに来た -全日本フォーク・ジャンボリーの記録のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

4.4
以前、鑑賞してレビューしようとしたらフィルマに無かったのでお願いしていて忘れていました😅
アップしてくれたんですね有難ございます☺️




監督 中本達男、野村光由
制作 秦政明

1970年8月8日岐阜県恵那郡坂下町(現在の中津川市)にある椛の湖(はなのこ)湖畔で行われた第2回フォーク・ジャンボリーを記録した記録映画

8,000人を動員した日本のウッドストックとも言えるし元祖富士ロックとも云える野外フェスは70年代を象徴する社会現象であり翌年行われた第3回では20,000人を集め数々の伝説を残した

岡林信康&はっぴいえんど、遠藤賢司、高田渡、五つの赤い風船など1970年当時の日本を代表するミュージシャン達が出演






以下ネタバレ


ウッドストックに先駆け'69~'71に渡り3年連続で行われた日本で最初の野外フェスティバル
演奏は各自1、2曲で合間に当時の参加者にインタビュー
残念ながら映像はこの第2回しか残っていないとか。。😞

その後年月を経て場所を変えたりして何度か開催されている🎵


当時はアマチュアも飛び入りで参加出来たりして地元での手作り感が満載だったがこの2回目を経て3回目ともなると観客が大幅に増え少ないトイレや食べ物の不足、雨が降っても凌げる場所がなくメインとサブに分けたステージも出演者がどっちに出るかで揉めたりとトラブルが続き各レコード会社がライブを録音したりして商業的になってきたとして主催者は反対や開催を継続する声が有りつつも次回の開催は中止を発表、終焉を告げた


3回目は映像は無いらしいけど音源は残っていると思う😀
吉田拓郎の約2時間続く「人間なんて」ひたすら人間なんて~ララ、ラ~ララララ~ラ🎶と繰り返すは歌詞はグルーヴしてトランス状態を生み出し伝説になっている🎵


この作品2回目の映像は高田渡、エンケン、五つの赤い風船(ドラムは若き日の村上ポンタ秀一)🎈など

中でも目玉は岡林信康&はっぴいえんど
「私達の望むものは」

「ボブ・ディラン&ザ・バンド」の頃でフォーク歌手がバックにエレキを従えて演奏を始めた事で罵声を浴びせられていた時代
この演奏も当時はピンとこなかったようで岡林にフォークだけで演奏して欲しいお客さんの方が多かったと思う

でも鳥肌がたつぐらいカッコいい🎸🎵

最後は「それで自由になったのかい」
後にサンボマスターが「それで自由になったのだ」というアンサーソングを作っている🎵