成瀬巳喜男監督のサイレント映画。
原案は後年の小津作品の脚本家=野田高梧。
なかなかドラマティックな映画だった。
また、栗島すみ子が非常に綺麗。
物語は、ある女は幼い息子を育てているが、そこに逃げ…
交互に観てると(女性映画であり特にヨーロッパで評価されているという共通点がある)、溝口がノワール調なのに対して成瀬の作品はより人々の日常の暮らしが垣間見える感じがする。(ここまでの印象)
相変わら…
画質がシューゲイザー。『その夜の妻』すぎる。ほんとうの押井守感ある野良犬が画面奥を事故的に横切る。交通事故のところ、ほとんどエイゼンシュテインの『十月』。酒場の往復とか、運動の反復を徹底していて(脚…
>>続きを読むトラック・アップ(と1つのトラック・バック)の多用。表情に重みをあたえている。それは字幕にまで寄っていく。だからこそ「弱虫!」「意気地なし!」etc…がはえばえしい。脚のショットが貧富の差やノワール…
>>続きを読む成瀬のサイレント作品。冒頭に水夫、それから酒場などが出てくるのだが、欧米の映画の影響を感じる。水夫はボーダーの洋服で、酒場も洋風だ。
成瀬得意のクズ男映画を初期からやっている。男は悪い男ではないが…
栗島すみ子がなんだかエロい
成瀬巳喜男って戦前戦後を通して同じタイプの映画を作ってたんだなー。変わったのは世間の方
サイレント映画は出演俳優のその後の仕事を観ると台詞も上手いのが分かってしまうの…