ぼたん職人

オリエント急行殺人事件のぼたん職人のネタバレレビュー・内容・結末

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

みなさんご存知のA.クリスティ原作の作品。
中学生の時、A.クリスティ大ファンの友人が面白いから読んでみて。と言っていた事を思い出しました。
ずっと気にはなっていましたがなかなか機会が無くて。。
初鑑賞です。

オリエント急行。響きがいいですね。乗ってみたいです。
ボスポラス海峡のシーンが良かったです。

イスタンブール発、カレー行き。
イスタンブール駅のホームで停車駅のアナウンスにワクワクしました。ソフィア→ザグレブ→ヴェニス→パリ

ポアロ役のA.フィニー。癖のある探偵役は好演です。ですがベルギー訛りの英語が聴き取りにくかったです。A.フィニーは英国人。役作りに徹したのは解りますが。

映画のために作られた車両。撮影が行いやすいように広い空間にせず実際の車両に近かったそうです。狭い空間が緊張感を生み出したと思います。

ポアロが秘書デベナムを尋問して嘘を見破る会話が面白いです。
アメリカを知らないなら「遠距離通話で」と言うはずなのに彼女は「長距離電話で」と私に言った。

「長距離電話で弁護士と。。。」米国英語
long-distance
「遠距離通話で弁護士と。。。」英国英語
trunk call

米国に行った事がないと言いつつも使い慣れている米国英語で話してしまったデベナム。
おそらくもっと多くの言語の違いの仕掛けがこの作品にあると思いますが私には聴き取れませんでした。

ラストはみんなでワインで乾杯??
オールスターキャストなのでカーテンコールの設定だったのですね。

原作読んでみたくなりました。
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