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カリガリ博士のbennoのレビュー・感想・評価

カリガリ博士(1920年製作の映画)
3.8
ロベルト・ウイーネ監督作品…初鑑賞…そして今作は100年以上も前に作られたドイツ表現主義の最も代表的な作品…。

そして《マッシブ・タレント》を観るため…。


ある庭のベンチでふたりの男の雑談から始まるストーリー…男が回想するのはある連続殺人事件の話…。


オランダ国境に近い北ドイツ…カリガリ博士は25年間眠り続けた夢遊病者チェザーレの予言をカーニバルの見せもの小屋の出し物として披露していました…。

友人アランを連れてその小屋を覗いたフランシス…アランは調子に乗り、自分の寿命をチェザーレに尋ねます…。

すると答えは…「明日の朝まで!!」

そして実際にアランは何者かによって殺害…。

フランシスは疑惑究明に乗り出します…果たして犯人は誰なのか…??


黒のシルクハットにフロックコート…そして丸眼鏡の奥で蠢くギョロっとした眼球…とっても不気味なカリガリ博士…そして彼が操る夢遊病者チェザーレも人間なのか人形なのか…正気が感じられません…。

傾いた家…歪曲した道…三角の扉に台形の窓…極度にデフォルメされたシュルレアリスムの世界…まるで悪夢を見ているよう…。


しかし…その悪夢から目覚めたら…
…現実はもっと恐ろしい …ს

ラストのオチにビックリです(๑°ㅁ°๑)ポカーン…!!


thanks to; ちぃしゃ〰︎ん 𓂃⋆𓈒𓂂𖧷
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