間

カリガリ博士の間のネタバレレビュー・内容・結末

カリガリ博士(1920年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

100年も前にこんな臨場感のある映像作品を作ったなんて…今見ても新鮮に面白いから、当時は超革新的だったんだろうな〜
基本セリフがないことを前提に作られているから、演技も少し大振りでノンバーバルにこだわりを感じる(主人公の瞳の動かし方や、人を襲う時の動作の大きさ等)
精神疾患ってこの時代でもポピュラーだったのかが疑問で、日本では「心の病気」の認識が広がったのはここ数十年だった気がするので、当時の観客がオチをすんなり理解出来たのであれば日本よりもよほど先進的だなと思う。
セットや背景が幾何学的で面白かった(精神科患者の脳内だから、少し歪に描いていたのかな?)
陰影がかなりはっきりしたメイクで、セットもだけれど、衣装やメイクが一体どんな色だったのか、すごく気になる反面、白黒で画が映えるように創られているから、知らなくて良い(これがベスト)な気もして、想像を膨らませるのが楽しい
間