「看板に偽りあり――」
「のぞき屋」と来たら山本英夫の傑作コミックのタイトルだ。もちろん同じストーリーではなくとも、今の韓国映画のクリエイティブで同じテーマを扱ったらさぞ面白い作品になるだろう期待を込めて観た。
結果、膝カックン状態で呆れて熱が出た。
大統領候補のDV夫から逃げようとする元女優と、それを手助けする携帯電話修理業者の男。
最初から最後まで、どこにも「覗き」の要素が見当たらない。
しいて言えば、消したはずの猥褻画像を復活させて、それで強請るという部分かな。でもちょっと無理がある。
たぶん悪いのは日本側でタイトルを決めたとんちんかんだね。