このレビューはネタバレを含みます
観る前にネタバレを見てしまっていたのだけど、最後までちゃんと見れた。
幸せな2人を見るの、よかった。
友達(綿谷)が、真織、透、お姉さんのそれぞれの間にいるのよかった。綿谷の抱えるものが大きすぎるけど。
一人で見てよかった。
悲しい時にちゃんと悲しむこと、嬉しい時にちゃんと喜ぶこと、幸せを感じること、その時その時の感情を自分が素直に感じること、大切だなと思った。
手続き記憶
自転車の乗り方を忘れないみたいに。
このお話の主人公は、記憶障害だったけれども、そうでなくても人間の記憶は時間の経過と共に薄れるもの。
でも、忘れない記憶ってあると思うんだよな。それが幸せな記憶だといいな。
記憶の話とは違うけど、本当に好きにならないと決めていたのに、好きという気持ちに気づいていくの、素敵だったな。
「明日の日野も僕が楽しませてあげるよ」
「今は日野の毎日をとにかく楽しいものにしたい」
真織がケータイで撮ってた日記(透との動画)、物語とは画質も違うの、リアリティあった。
記憶ってなくしていくだけのものてはなくて、取り戻すこともできるものなんだな。
最後、海辺で真織と綿谷がピクニックして、透と来たときと同じように眠ってしまって、そこで見た夢が透と一緒にいた時のことだった場面で涙涙涙。
色褪せていくことばかりじゃない。
現実、写真や記録にこだわらない、見たものは目に焼きつけておく、記憶に焼きつけておく派だったけれど、本当に忘れたくないな、大切にし続けたいなと思うことはやっぱり記録しちゃうし、それもいいことだなと思った。