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REBEL MOON ー パート1: 炎の子のパピワンのレビュー・感想・評価

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)
3.6
「正義を成すことと、復讐は違うものだ」
ザック•スナイダー版「スター•ウォーズ」!

ネトフリ独占配信しつつ、「R版」のザック•スナイダーカットを劇場公開するのが明言されているSF作品。
開始10分で、売春宿のような描写があったり、ストームトルーパーからアホさと可愛げを無くし、下卑さと残虐性を足したような兵士が出てくるというちょいとダークな開幕展開…

ザック•スナイダー自身がスター•ウォーズをリスペクトしつつ、スター•ウォーズでは出来ないような作品にすると明言しているため、R版ではエログロを追加してくるのかな??
133分作品。

ザック•スナイダーは当然大好きだが、偉大なる金字塔「スター•ウォーズ」に比べるとワクワク感が足りんかなぁ…
作風としては「マンダロリアン」寄りかな?
ザック•スナイダー作品特有のスローモーション描写は変わらず好き😊

あらすじ!!
広大な宇宙?銀河?において強大な軍事力、権力を有する「マザー•ワールド」。
そんなマザー•ワールドに仇をなす強大な将軍、可能性のある者らは辺境に追いやるという世界。
(聞いたことあるよなぁ!?)

とある辺境の星、その星では肥沃な大地で農業を生業としている。
その星に住む女性コラ。
ある日、宇宙戦艦ヤマトじみた巨大な軍艦が来訪…
コラのイヤな予感は的中…
マザー•ワールドの軍艦、提督、兵士らは星の全てを要求!!
突如として圧政を敷こうとしてきた!
その横暴に我慢がならねぇコラは兵士らを瞬殺!

コラはマザー•ワールドの元上級軍人だったのだ!
コラらはマザー•ワールドに牙を剥いてしまったために、同じ反乱の意志を持つ同士を探す決意をする。
その白羽の矢に選ばれたのはかつてマザー•ワールドに反抗した強力な将軍タイタス。

コラはマザー•ワールドに抵抗すべく、農民、ウサンくさい盗人、元奴隷、気高い剣士を仲間にし、タイタス将軍を探しに行く!
(聞いたことあるよなぁ!?)

果たしてコラはマザー•ワールドに対抗、反乱の火種を拡大し運命に抗うことはできるのかー!!?

てなーーお話し!!
大本はやはり「スター•ウォーズ」、黒澤作品にも影響を受けているらしく、仲間の個性、集まり方、集め方はまさしく「7人の侍」じみたもの。
トントン拍子にすんなりと仲間が集まっていく様は展開が性急すぎるように見えたかな…

アクション、戦闘シーンも悪くはないけど、イマイチ盛り上がりに欠けているやも…
総評してみると、ザック•スナイダーが撮った「スター•ウォーズ」はこんな感じになるのか…
という感想。
本筋、展開が見知ったものなので、どこかしらなんらかしらで大きな差異が欲しかったかなぁ…

悪くはないが、すげー良い作品!!
とまではならなかった。
パート1は登場人物たちのキャラ紹介、世界観の設定披露として、パート2でザック•スナイダーならではのSFっぷりを披露してほしいかな…

現状だと可もなく不可もなく…うーーーん…
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