からかす

REBEL MOON ー パート1: 炎の子のからかすのレビュー・感想・評価

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)
3.0
思った以上に「スターウォーズ」しているという印象。
宇宙を支配する悪の組織に立ち向かう革命軍
という設定上必然的に「スターウォーズ」っぽく
なってしまうのは致し方ないことで
本作は良くも悪くもほぼオマージュみたいに
それを映像化している。
だってもう敵さんのルックスがまんまだもの。

とはいえ本作にはフォースも帝国もいないわけで
一応新規のSFアクション・スペースオペラなわけで
全体を通しては仲間集めと設定説明に注力している。
あくまでもエピソード1なので割り切りという感じ。
なので「スターウォーズ」+少年ジャンプ序盤の巻に
ザックスナイダーテイストを存分にまぶしている。
「ジャスティスリーグ・スナイダーカット」の
冒頭2時間みたいなもの。
なので仲間集めがほとんどであり
集めた仲間が活躍する場面は薄めという作りに。

で、個人的な趣向としては
ザックスナイダーのアクションの描き方は
あんまりカッコいいと感じないのがネック。
スローモーションの多用による
一枚絵としてのカッコ良さを追求してると思うのだが
正直多すぎてダレると感じてしまう。
それがハマる題材・コミック原作とかならいいのだが
オリジナル作品だとどうかなあという所。

ペ・ドゥナが相変わらず美しいというのと
本作のヴィラン側ボスの必殺武器が
杖による撲殺という潔さは結構好き。
からかす

からかす