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NOPE/ノープのcharoのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
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完全に未知数。


先の展開が全く読めなさすぎて…
こんなにドキドキさせられたのはいつぶりだろう!


いろんな形の恐怖が常に押し寄せてきて、
気づいたら手に力が入ってしまっていた。


時代背景、場所、音楽、動物、
全てのアイテムが気になった!
不思議で。奇妙で。絶妙で。


ジョーダン・ピール監督は元々、
社内風刺作のイメージがあったので、
出てくるモチーフ一つ一つに元ネタがあったり、
何かのオマージュ、または伏線なのか、
とか色々なことが気になってしまって…!


“目線“をうまく誘導してるのも楽しくて、
一瞬足りとも画面から目を離したくなかった。


やっぱりJP監督は、どの作品も変化球!!!
もし次回作があるならば、またもや、
想像を超える映画体験ができるだろう…


(P.S.久々IMAXで見たけど本当にハラハラした…)


再鑑賞(2022/8/29)


いろんな人の考察聞いたりして、
2回目みると感覚とか受け取り方が変わってくる。
自分の考察も踏まえながら、ここはこうかなとか、
2回目で気付けたものとか、何回見ても面白い。


あとグラシネのIMAXはやっぱりすごい…格別!
ゴーディのシーン全画面で見れたの
ドキドキすぎた!目線感じまくってやばい!
ってなって映像の細部まで見れるから
微量な動きも受けとることができたの良かった。


(再鑑賞2024/5/7)


やっぱり何回見ても面白い。
ゾワゾワするけど胸熱なんだよね…


上は見ちゃダメ、俺はお前だけ見てる、
お前も俺だけを見てろって、兄が遠くから、
アイズオンユーのポーズするところアツ…


ラストにかけては特に、がんばれ!って、
応援してしまう、あのガムシャラ感たまらない。
ふと我に帰ると何してるんだってなるけど、
それくらい何かに熱中できる瞬間が好き。


↑この製作陣もこんな気持ちで
きっとNOPEを作ってると思う。


撮りたい衝動にかられて(現代あるある)
無我夢中で色んな最新技術を試すけど、
結局1番アナログが強いってのも良い…!


いろんな目が出てきて、画面がそこに、
引っ張られていく、自然な視線誘導、
見たいけど見ちゃダメな怖いもの見たさ、
爆音からの静けさ、近寄ったり遠かったり、
ものとの距離感を、音で感じさせたりで、
視覚も聴覚も心理も全力で操作されるの最高。


知っててもゴーディのゾワゾワマックスだし、
雨の血とか、飲み込まれていく中の映像とか、
やはり好きポイントが多すぎるこの映画…!
(キリン一番搾り飲んでるのずっと気になってる)


まるでここにいるかのような臨場感、
ありえないのにありえる話に感じる世界線、
ファンタジーだけどファンタジーという言葉では、
収まりきらないリアリティ、全てひっくるめて、
NOPEという作品のすごさを改めて思い知った。
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