みい太郎

NOPE/ノープのみい太郎のレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
4.2
待ちに待ったピール監督の3作品目❗️
劇場はやはり避けてましたが
2ヶ月ぶりの館観。

ほぼ🈵満席。
左脇はポップコーンをひたすらに食べ続けてたカップルの若い兄ちゃん(笑)
右脇は埋まっていたはずだが来ず
空けて3分の2位で急に帰った中高年カップル。彼らには途中で帰るくらい面白く
無かったんでしょうね☺️

私は面白かったです。
エンターテーメントしてました。
そして…
やっぱり私の1番怖いモノは何であるかー
改めて身に沁みました(苦笑)
長くなります、悪しからず。
ネタバレにせず努力はしてみますが🥹
感じた事をコレ↓以降は書きますので
まだ観てない方お気をつけあそばせ。



前半の30〜40分は
場面場面をチョコっ見せ
で「余計判らんくなるわっ」
ってツッコミ入れたくなったし 
緩い説明ばかりでキャラ設定を視聴者に
したいだけかなあとも思ったけど…
UFYが全面に存在をアピールし始めると
私は主人公の兄妹の兄のOJの中に自分が入り混んでしまっている様な…ずーっと緊張し
硬直してOJと共にびくついてました。
実際横向いて足上がってた(苦笑)
怖かったなあ😅
題名通り「無理無理無理むり〜」です。
臨場感ぱない。

伏線の張り方も超好み。
チラ見せしているシーンも後半にもう一度
適切なタイミングで出してくる。
いやあピール監督やはり素晴らしい。
???って思ったシーンも見終わって反芻
出来てあれこれ考えて楽しかった。
全体の音楽も音響も流石。

チンパンジーや馬なんかが🐎出てくるけど
馬はあり得ると思うがチンパンは当然
CGだろうけど…この時代に生まれて
幸せを感じる(笑)
この技術の恩恵があって🤭このシーン。
迫力あって自然の怖さを
改めて思い知る。

常々猫🐈好きとしては(犬も嫌いじゃない)彼らが本気出してやれば首根っこ掻っ捌くだけで我々はイチコロなんだから
相当な信頼関係を結んでくれてる訳で
チンパンが本気だしたら大惨事は
あり得ない事では無いし
新作ショーに参加していたスティーヴンの
元共演の女性をあのタイミングで
出して来る感じ。
その時の惨状が迫り来るし彼女は正常値で
生きて来れなかったのもあのワンシーンで
痛感できる。

監督に「くーっつっ❤︎」となってしまう。

子供達の悪戯のシーンで「ホラーなの?」
って一瞬でOJの体感に一体化されたし
靴の👟シーンでUFYが側にいたのも
分かる粋な演出だし…

自分が想像できないモノが
側にいて錯乱状態にならない人間って…(パニックにはなってるけどね)
それを金儲けにしようとする人間って…
動物としては自然体じゃないんだろうし
皆がそうなんだなあと反芻して感じた時に
人間の愚かさを突きつけられて愕然とした。

今まで監督は人種差別や恵まれない人への救済なんかを訴えてきたけど…
今作はまた違ったテイストで考えさせられる

OJが言う「アレも動物なんで目を合わすな」と未知のモノを動物と捉える。
人間とその他のモノ。
人間は勘違いして食物連鎖のテッペンに
いる気がしているけど…
武器を使ってナンボのテッペンで上には上がいる(笑)

《私は貴方に汚物をかけ、
貴方を辱め、貴方を見せ物とする
ナホム書 第3章 6節》

意味深なこの旧約聖書の文言。
上には上が本気だしたら地球なんて🌏
人間なんて…簡単に滅びる事。

OJとエメラルドの兄妹の対比も良かったし
まあ最終的にはアメリカ🇺🇸映画に
ありがちのヒーロー節だけど(苦笑)
それはそれでエンタメしててアリでした。

久しぶりに見終わって
誰かと語り合いたくなる作品だった。 
期待莫大で結果この感情にさせられる
エンターテーメントでした。
やっぱ監督の才能に惚れ惚れします。
終始緊張感があったけど
実は我慢ならず思わず吹き出した
小さく「ふふふふ」と声出したシーンが
2ヶ所あった。
ネタバレに書いておきます。
共感された方ご一報下さい(笑)

ちなみに私の1番怖い物は
飛ぶ虫と同等に宇宙人含むUFO,
だから怖いっつーの🥹
みい太郎

みい太郎