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NOPE/ノープのpeplumのネタバレレビュー・内容・結末

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ジョーダン・ピール版ジョーズだなと思った。
田舎町で起こる怪異ってピールの得意技だけど今回は上空方面に絵が広くて(さすがホイテ・ヴァン・ホイテマ)スクリーン映えしてた。映画館で見るとより楽しい。IMAXで見たかったけど今回は通常スクリーンだった。
音響もかなり凝っていて楽しかった。
電子機器が使えなくなるから手回しのIMAXカメラを持ってくるというある種常軌を逸したキャラが出てくるが、それはこの映画自体がIMAXで撮られててなおかつ最初の映画が黒人が馬を駆る作品だったこととオーバーラップされてて熱い。
冒頭でジョーズと書いたけど怪異を描くテンポが2020年代ぽくないというか、沢山出さずにここぞで出すのはいいけどもう少し巻けたのでは?と思うところはある。でも後半の追い上げは半端なくて、OJが初めて参加した作品のパーカーを纏って(まさに戦闘服という趣がある)、馬を駆る姿は音楽の勇壮な響きもあってめちゃくちゃテンションあがった。サントラ絶対聞くと決めた瞬間。

ゴーディのシーンの意味がわかってない。最悪のE.T.すな!!!とは思ったが。目を合わせないエピはないとダメだからその為かな。
ダンサーが倒れていくことで無いはずのものが有ると信じさせてくれるのは映画的で好きだった。
OJが(見てるぞポーズ)するのもかっこいい。
『アス』はかなりメッセージ性強めだったから今回はかなりエンタメ!って感じあって楽しかった。
マイケル・ウィルコットのガサガサ低音ボイスかっこよかったけど吹替するとしたら山路和弘がいいな。

新世紀エヴァンゲリオンが好きらしいと聞いたが、あれは完全に使徒の実写化だったし美しくて〇。一瞬だけ映った電気バイクの起動画面にEVAの文字が見えて(仕様?それともオマージュ??)となり、その後のAKIRAでマジでニッコリした。ここまでやる実写は初めて見た。
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