このレビューはネタバレを含みます
スティーヴン・ユアンが作品の鍵を握るキャラクターを実に丁寧に演じていると思いました。好演とはまさにこのこと👍
やれ、JAWSだとか、マカロニ・ウエスタンの引用だとやらは、この際、置いておいても、兄弟愛を縦軸に据えたところは、親子の情やら、母子物といった、日本の怪談物語にも、相通じるところがあり、ラストの兄はやっぱり、妹よ、地に足つけて、しっかり生きろよ、とエールを送りに、ほんの束の間、異界から戻ってきた、彼女だけに見えた、ゴーストなのか、或いは、幻なのかなぁ、と私は解釈しました。
アジア系の子役であった私と発狂してしまったTVタレントのチンパンジーの関係性
→オトナになったテーマパークの経営者兼主役の私と宇宙からの生命体との関係性。
調教師の子どもである黒人の兄妹と映画タレントの馬との関係性→オトナになって、調教師である父親を亡くした兄妹と宇宙からの生命体の関係性。
この辺を整理すれば、この物語の真のテーマを理解するのに、役立つと私は思います。
ジョーダン・ピール監督、次回作がホント待ち遠しいですね😊
