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NOPE/ノープのkazataのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
4.0
ジョーダン・ピール監督作と言うことで、前情報やネタバレを避けまくって駆けつけ鑑賞しましたが……"ありえない"ぐらい面白いけど珍味(笑)な映画でした!
(公式サイトでは"サスペンス・スリラー"と謳っているけど"シュール系コメディ"として見るのが正解かと)
(段々とノリがシャマラン映画に近づいてきた!?笑)

冒頭からやたらと「上目線強調=イヤでも画面上の方に何があんのか気になるじゃん!」で、もう心は鷲掴み状態!……からの映画史&映画内映画ネタ=メタフィクション展開でワクワク&ドキドキが止まらない!……からの「ん!?ダニエル・カルーヤとスティーヴン・ユァンの筋の繋がりは??ってかコイツら一体何やってんの????」と脳内がグチャグチャに大混乱!……からのカタルシスは皆無だけどサムズアップしたくなる大団円!……いやいや、「ちょっと待った!&そんなバカな!!」とツッコミも入れたくなるんだけれども、「"ありえない"ことが起こってもOKなのが映画の面白さ」なんだから一々指摘するのも野暮だよね。
(途中で「もしかして『未知との遭遇』と『猿の惑星』のハイブリッド映画!?」って無駄に大風呂敷広げちゃったじゃん!!笑)

とは言え、ピール監督はいつものように「本当の意味で"ありえない"ことは未確認飛行物体がどうしたこうした…じゃなくて人種差別だから。まさに、それこそがホラーだよね」ってブラックジョークでオチをつけて、観客の心をゾッとさせたかった……のよね、きっと。
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