このレビューはネタバレを含みます
UFOの映像を見てなぜか乗り物だと思っていた自分がかえって不思議に思えてきました。
今までのジョーダンピール監督の作品の中で1番好きです。なんというかヲタク的な要素もあり(サインとかAKIRAとか未知との遭遇とか他にも色々…)さらに映画を撮るという根本的な部分を強く考えさせられて
Gジャンも怖かったけれど、何よりゴーディのストーリーが恐怖。
特にあの悲惨な事件を生き延びてしまった少年。ゴーディとのグータッチの瞬間(E.T.みたい)自分は未知の最悪から選ばれたとでもいうかのように怯えた表情から一転、口を歪めて笑ったシーン、ぞっとしました。こんなに小さな子供が、一瞬でそのようなことを考えるのかなと。(実際には直視してなかったからだろうけど)
当然、自分を未知のものとコミュニケーションができる、もしくは最悪の瞬間に選ばれる特別な存在だと秘めたまま大人になっていて、人間の傲慢さがずっと伝わってくる。立ってる靴の解釈も超常現象的なものかと思ったのですがはっきりとは分からず、印象的でした。
生物と目を合わせないというのも、犬を飼っていた時に犬の心が分かりたくて雑誌で読みました。読んでからなぜかずっと守っていて不思議だったんです、犬以外の動物にも目を合わせないようにしてしまうんです…不思議だ…初めて、なるほど…ってなりました。笑