このレビューはネタバレを含みます
この下、盛大にネタバレしてます!
スペクタクル映画と銘打たれたこの映画を広いスクリーンで観れたことをまず感謝。
ジョーダン・ピールの3作品の中で一番興奮したし、好きな作品です。
今作は前二作と比べると、考察ブログを読んでふんふんと納得はさせられつつも、それを読まずしても楽しめるSFスリラーとなっていたとこがとても好き。
シャマランの『サイン』は批判も多かった作品だと思うけど、私はあれ大好き!
えっ…となるあの正体も含めて!
あのトンデモ感と似たものを今回も感じました。
アレのビジュアルも良かったですね〜。
もともとクラゲが苦手なせいもあったし、遠くからすーっと後ろまで忍び寄ってくるのも相当気持ち悪かったですよ!
UFOから光の道がピーッと地面までまっすぐ下に伸びてくよく見かけるアブダクトシーン。
今作でもそのシーンあるけど、よくあるアブダクトの目的と違ってて、ご飯として吸い込んでるって最高じゃないですか?
その吸い込まれた後の消化活動もゾッとする恐ろしさ、そして血の豪雨もあそこまで盛大だと笑けてきます。
オレンジ頬張って口から果汁が飛び出る感じなんでしょうか?
チームタッグのキャラクターもほんと好きだし…、兄も妹も販売員もカメラマンも好きだ!
馬やバイクに乗ったもので戦うという西部劇っぽさも良かったなぁ。
ラストの土煙りにぼんやり姿が見えるシーンは胸が熱くなりました…。
あと撮影監督についての記事を結構目にするけど、ほんと素晴らしかった。
撮影監督はホイテ・ヴァン・ホイテマ。
『TENET』や『ダンケルク』、ノーラン作品での撮影が有名だけど、『ぼくのエリ』の時の映像がとても美しかった記憶…あの撮影監督さんだと知ってとても嬉しい。
ちなみに考察ブログでは、
イラストレーターのぬまがさワタリさんの「動物映画として読み解く『NOPE/ノープ』」の記事が私はとても面白かったです。