このレビューはネタバレを含みます
なにがあってもカメラは止めない！－
これまで様々な社会問題や人間の愚行を恐怖として描いてきたジョーダン・ピールの新作。
正直前2作品がそんなに好きじゃない私としては期待と同時に今度こそハマりたいという希望も抱いて観にいった。結果ハマった。
空に佇む異質な雲。空から降ってくる貴金属。血まみれのチンパンジー。そして画面を覆うカマキリ。なんだこれ。
全く掴みどころのない設定とどこに終着するのか読めない展開に終始飽きずに楽しめた。
「見上げるな、目を合わせると奴に喰われる」というシステムも「まず目ってどこだよ」だし。
長細いもの食わせて器官に詰まらせようという打開策もシンプルすぎて笑っちゃったけど、エンタメエンタメしてて楽しかった。
ウルトラQのバルンガやAKIRAのバイクシーンなどの"既知との遭遇"にもニヤケちゃったし、なによりジョーダン・ピールアンタそんなに映画好きだったのか。。
