eikotomizawa

NOPE/ノープのeikotomizawaのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.7
ヴァギナ、動物、子供、有色人種、消費、消費、消費、てめーらに消費させねえぞ!見たいか?尊いか?珍しいか?おうおう撮りたいか?食ってやる!!!ぶっころスペクタクル資本主義の箱庭ムービーでした。

でも個人的には「アス」の衝撃が強かったかなあ。アス、色とか構図の暗喩やテーマの散らしかた見るともうこれ間違いなく易学や陰陽論かじってる思うんだけど、誰も言及してなくて悲。ジョーダンピールならそこまで考えてる!って引き続き落としどころのない期待を募らせ続けてやる。。。
___

現代のメディア消費社会を「スペクタクル」という概念で捉え、批判する。スペクタクルの社会とは、マスメディアの発達とともに資本主義の形態が情報消費社会へと移行し、生活のすべてがメディア上の表象としてしか存在しなくなった状況を指す。その後『スペクタクルの社会についての注解』(1992)が書かれている。スペクタクルの社会で中心を占めるのは徹底して受動的な消費生活をおくる「観客」、すなわち保守的な中間階層(いわゆるサラリーマン層)であり、搾取の場は工場よりも日常生活となり、労働と生産をめぐる闘争よりも余暇と消費をめぐる闘争が重要となる。

(https://artscape.jp/artword/index.php/『スペクタクルの社会』ギー・ドゥボール  から引用)
eikotomizawa

eikotomizawa