ぼけーっと見ただけだと、ふーんで終わっちゃう映画。めっちゃ面白かったかと言われるとアレですが印象には残りました。人の感想を聞いたり、読むのが楽しいです。
ジャンル映画としても楽しめます。そっちかー！ってなった。
一方で、深いテーマ性や美術的な側面もあってアート作品とも言えそう。冗長な所に見える部分もありますが、話を表面的になぞっても絵面が楽しい。映画館で見るべき作品だったなー。
芸術的な作品って内容が難しかったり、ついていけない部分があったりするイメージなんですが、この映画はどちらかと言うとポップな感じ。話はめちゃくちゃわかりやすいし。でも込められているテーマや要素に作家性がバリバリに出てます。 ストーリー自体はそこそこ陳腐だし、進みは遅いので退屈っちゃ退屈なんですけど深読みできる部分や考察を楽しめる人にはいいかも。
見世物にすることの加害性は考えさせられますね…。カメラを向けられることの怖さは日常でもちょっと思いますよね。いきなりスマホで撮影とかされたらほとんどの人は嫌な感情を持つでしょうし、そういう一方的な立場に対する反逆と捉えたらまた違った楽しさがある映画だと思います。
あのバイクのスライディング、どっかで見たことあるなと思ったら『AKIRA』やん！
いったん振り返って考えるとグロいシーンありますね！吐き出しったってことですよね？なんとなくで見てると気づかないわ…。
