予告編から得た印象、想像した展開とはちょっと違ったけど、これはこれで
なかなか面白いです。
ただ、これまでのジョーダン・ピール監督作品には物語に少なからず“捻り”があって、サプライズを楽しめるものだったので、本作にも少し期待していたのですが、そこまでの驚きはなかったです。
まぁ“空からくる怪異”って先行作品でも結構ありますしね。
クライマックスでのキャラ変(？)は流石におぉ⁉︎っとは思いましたが、造形が美し過ぎ(幾何学的)で恐ろしさ・グロさをあまり感じられず、それ故にホラーとしての嫌悪感を抱き得ないのも、ちょっと残念かな。
これならホラー謳わなきゃいいのにって思うけど、それも含めてミスリードと言えるのかもしれません。
物語としては比較的シンプルなのですが、唯一、チンパンジーのエピソードが本編にどう絡んでるのかよく理解できなかった。無くても成立すると思うけど、なんか影響してるんですかね。
繰り返しますが、これはこれで面白いです。
ただ、オスカー各賞へのノミネートが一本も無かったことに対する世の批判的な意見には、そこまでか？とは思いました。
