イライライジャ

NOPE/ノープのイライライジャのネタバレレビュー・内容・結末

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

公開時に劇場にて。
猿もUFOもメディアにエンタメとして消費されて親しまれてきたが、これらの存在は脅威であることをもっと徹底して知らしめるべき。目を合わせないだけで殺意を向けないとか甘っちょい考え捨てろ。殺せ。人間は愚かで愚鈍な生き物なのだから無慈悲に殺せ。目が合う前に殺せ。圧倒的な力の差を見せつけろ。
だが人間はそれを上回ろうと策を練る。人間はとことん傲慢でキモイ。不都合な存在は殺して解決しようとするし、崇高なUFOが人間ごときに殺られる姿を見ていられない。
UFOが現れて全てを飲み込む映像はアホほど怖かった。だからもっと舐め散らかした人間共を恐怖のドン底に突き落としてほしかった。あんな死にゲーのダルいボス戦みたいな作業で撃退するなんて…。ダークソウルで例えると月光蝶くらい地味な闘い。終盤が本当に残念。

そもそも考察ありきの映画で気に食わない。まあこの監督の持ち味ではあるけど人種への隠喩などは毎度押し付けがましい。
でも画はかっこいいのが多かった。