トランスマスター

NOPE/ノープのトランスマスターのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
5.0
♯45 ヘリウム

舞台はカリフォルニア郊外の牧場。
主人公は動物の習性に詳しい内気なOJ
社交的な妹エメラルドが帰省している時に、2人の父親が飛行機の部品の落下事故により他界してしまう。
ある日空に異変が起こりその映像の謎を確かめるため家電量販店で、高性能カメラを購入し、牧場の屋根に設営していると…。

◆良い点/注目ポイント
・主要登場人物は黒人、アジア系、中東系で白人は脇役というジョーダン・ピール監督らしいキャスティング。
・不安を煽るBGMと”何か”の放つ乾いた音。独特の世界観に没入できます。
・”何か”の最終形態は植物の蘭の形をモチーフにしたとの事。

◆改善点
・無し。

◆総括
・少ない登場人物とシンプルな設定が、この手のSF映画では珍しいので満足でした。
TV番組でのチンパンジーの暴走など直接本題と関係ないシーンや西部劇テーマパークの閉園アナウンスなど”何か”から逃げるだけの作品に良い味付けをしていました。

-2023年45本目-