また新しいアプローチ、SF×ホラーの融合作品。
人類は万物を制御出来ると過信している。
ジョーダンピール監督作品らしく派手な驚かせとかじゃなくじわじわと侵食してくるようなホラーでした。
人間怖い、動物怖い、怪異怖いの全てが入り混じりながらも上手く作られた映画だったと思います。
あらすじとしてはハリウッドで馬牧場を営む兄弟が未確認飛行物体によって次々に町ごと食われていく中で撮影して一攫千金を目指す狂気みたいな感じですが、本来なら襲われて逃げるべきなのに撮影して金にしようって発想が本当に狂ってると思いました。
兄弟だけじゃなくてその街に居る人どころか噂を聞きつけたパパラッチまで恐れていないのが怖すぎ。
また今回の怪異のデザインが滅茶苦茶良かったです。
UFOの形をしていて最初は機械化と思いましたが実は丸々生き物で食べる為に襲っている感じ。
捕食のシーンがまぁ怖い。
人間比較で何十倍という体格で上空から高速で吸い込んでくる。
また食べた人間の血液が飛び散っている感じすげー恐ろしく感じました。
最終的には対峙する訳ですが謎の熱さがありましたね。
兄妹の絶対に撮影するぞ！！って意志を感じました。
変形デザインとかバイクシーンとか日本のカルチャーからインスピレーションを受けている感じも好感が持てました。
異色のホラー映画ですが苦手な方でも楽しめる独特の面白さがあると思います。
