2020

NOPE/ノープの2020のネタバレレビュー・内容・結末

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

面白いは面白かったけど、よーわからん映画でした!いろんな人にオススメは全然できる!でも色々不思議な感覚の残る作品だったなぁ。
よく言えば新感覚、新ジャンル、という感じ。
ホラーとかサスペンスとかミステリーの皮をかぶったSFなんだけど、どこかナショジオのメイキング的な、ドキュメンタリー感もあるというか(笑)

ジョーダン・ピール監督作らしく、人種問題のエッセンスもうまくちりばめていて、色々考えさせられる部分もあったし、勉強になったり面白かった。


作品の醸し出すフレーバーの中にエイミー・アダムスのメッセージ感も少しありましたね。

結局あの宇宙船というか宇宙生命体の事は何にも解決できてないし。。。
ラスト破裂したけど、バルーン食べたぐらいでなんで???という感じというか…。爆薬しかけていたわけでも無いし…。
あと、あの動かない雲の仕組みとか。
もう、そういう生命体というか、そういう現象というか、そういうものなんだという事で納得するしかない感じがもやるはもやるけど、宇宙船自体が生命体のような感じで、動物のように扱える…というその発想は無かったなぁというところで面白かった。
宇宙船の体内の映像が案外安いのがいい意味でも悪い意味でも面白かったwww
あと、宇宙人とかそれ系の存在ってめちゃくちゃ凄い科学力を持ってるイメージがこれまでめっちゃあったと思うけど、この宇宙船生命体?はめちゃめちゃアホなのがあとあとジワってくる😂

構成として、馬の名前とかがタイトルとして出て、チャプター分けのような構成になっていたのは、意味があるようで無いようで、微妙にある感じがあったけど、結局どういう意図だったんだろう。
正直、この現代のコスパとかタイパが叫ばれる時代の長時間動画に対しての集中力がなかなかキープできない現代人に、ああいう風に仕切りを入れられると改めて気分転換できるというか、文章でいう句読点になっているというか、息継ぎ出来て見やすくなる効果を狙っているのかなと思った。
(結局、構成としてあの演出が直接的に生きている感じが無いというか、いまいちチャプター分けする意味がよくわからなかったし、句読点的効果のそれ以上でも以下でもない印象だったので。)

やっぱり動物のアンコントロール感みたいなのは凄く怖いなと個人的には思う事があるので、ああいうペットタレントというかタレント猿の暴走みたいなのは怖いなと思うし、あのエピソードを入れる事によって、より、宇宙生命体のアンコントロール感が伝わってきてうまい構成だなと思いましたね。
(結局、あの元子役の新しいショーの中身がなんだったのかいまいちよくわからなかったけど。。。あれはあの元子役もキャトルミューティレーションじゃないけど、宇宙船の存在に気づいていたっていう事なのかな???)

最初、アメリカのフワちゃんみたいな妹がめっちゃうざいというか、遅刻はするけどノリだけでなんとかしていく感じが嫌で、ムカつくなぁ~と思っていたけど、だんだん、この妹で良かったねぇお兄ちゃん、と思ったりもしたけど、やっぱりうるさくて自分勝手で最後まであまり好きにはなれなかった。
あと、おにいちゃんの、あの帽子をきちんとかぶらない感じが、妙に嫌でしたねぇ。
昔はきちんとかぶっていたし、あれは何かの暗示だったんだろうか。

あと、伝説のカメラマンのキャラづくりは笑いましたね。
あの人は動物めっちゃ好きなんでしょうねwww
ナショジオのレジェンドカメラマンをコントで作ったらああいうキャラになりそうな感じがバカっぽくて面白かった。
ラストも結局素人にはよくわからない理論で独断で行動して吸い込まれていくという(笑)。
多分、逆光とか何かそういう事で、雲が消えるのか、うまく撮影できる可能性があったんだとは思うけど。


アイデアとして井戸のカメラが伏線になっているのは面白かったなぁ。


バイクで急停止するシーン、絶対AKIRAのオマージュだと思う!


後で書く。
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