このレビューはネタバレを含みます
スティーブン・キングの小説『ファイアスターター』の映像化。
原作小説を読んだのは約12年前。
細かいところまで覚えてないけど悲しい話だったこと、何かと歯がゆかったこと、父アンディをキング作品の中でもかなり好きな登場人物だと思ってた記憶などがある。
記憶をなくした状態で良かった。先の展開にハラハラしながら存分に楽しめた。
自分の力に戸惑う段階はとうに越えた小さな少女が、ただ淡々と人間を消し炭に変えていく様子は恐ろしい。
こんなにもすさまじい力を押さえ込んでいた両親の愛情の力を思い知らされて本当に胸が痛くなる。
描いている場面はとても少ない映画だけど、"炎の力"の表現にしっかりこだわってくれていたなという印象。
あとヒリヒリと緊張感をかきたてるBGMがなんか好きだった。