僕らをつなぐもののおののレビュー・感想・評価

2人のお父さんに育てられた男の子の話。イタリアはキリスト教徒が多いこともあってか、あまりLGBTQの人たちへの制度は整っておらず、主人公レオネの出生証明書には片方の名前しかなく、2人とも書いてもらえるように訴えるという話と同時に、父親同士の仲が段々と悪くなっていき親権をどっちがもつかの話も出てきて...という結構いろんな題材が入ってた。
家族愛がとても感じられてとても良い作品。
傷ついた主人公をなぐさめるセリフに金継ぎが出てきて、「日本の技法で傷は残るけど味がある」という部分がとても良かった。