「シリーズを重ねてコすられ続けた貞子というキャラクターとその呪いを如何に描くのか」という貞子大喜利に対して上手く返せているとは思う。ネット時代への適応による呪いの進化とその謎の究明というミステリー仕立てなのはリング一作目とその原作への回帰としての側面があるし世の中に広まってしまった呪いとその顛末は原作の続編「らせん」のラストを思わせる永遠の増殖としての末恐ろしさがある。ただその作品としての魅力を全て崩れさせる程にギャグノリがヒドイ。恐怖シーンを全て脱臼させていきギャグとして外していくし緊迫したシーンでワチャワチャ騒ぐから緊張が削がれる。。逆にギャグとしてビックリ描写を入れてくるから余計にタチが悪い。個人的には日本のサブカルは堤幸彦的な表現にいつまで囚われてるんだと思ったり思わなかったり。
貞子の攻撃方法が思ったより人力なのが冷静に考えると可愛く思えて笑えた笑
