けいり部

貞子DXのけいり部のレビュー・感想・評価

貞子DX(2022年製作の映画)
3.6
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  私という存在が
  エンターテインメントみたいな
  ものだからね
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呪いと生活習慣の話。
貞子の呪いの拡散をウイルスの感染に重ね、
時代に合わせて変異していく呪いのカタチや、
また呪いと共生する選択肢を描いた作品。
ビデオを観て死ぬ者と死なずに生きている者。
その違いが何かに迫る。
アイディアがとても面白い!

ただしホラーとしては全然怖くない。
ホラーはホラーなんだけどエンタメ要素強め。
ストーリーもビデオの出所や呪いの解除方法を探索する深夜ドラマのような様相。
まるでモニタリングバラエティを観ているかのような
登場人物のリアクションの大きさはどうしても気になる。
そしてメインとなる王司がとにかくうるさくてポンコツなので、
彼のキャラクターが大人しくなればシリーズ化も全然あり。


黒羽麻璃央くんの使い方が贅沢。

貞子じゃなくて静岡のおじさん には笑った🤣

***

そういえば劇中でも触れられることのない「DX」は
昨今ビジネスでも叫ばれているデジタルトランスフォーメーションのことで良さそう?
デジタルによって呪いの拡散・生存方法を変えていくということか。
面白いけど、そうだとするとDX化の見せ方が不足している気がするね。観ている方にも伝わりづらいかも。
アイディアは良い。

「おじさんの毛が伸びた!」
けいり部

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