島崎藤村作品。昔読んだかも・・覚えていなかった。
穢多を隠して怯えて暮らす丑松。
能力があっても認められない社会。
差別というものは昔からあり、今も対象を変えて続いている。
戦っている人がいる
・差別というのはひとの心から簡単に消えはしない
・人間は弱いから差別する
・自分の尊厳を取り戻すために戦っているのだ
・世の中は変わる
信奉する猪子の死を機に目覚め、怯えている自分も無意識に差別を認めてると気づく。
決心をして子供たちに話す丑松に、今も終わらない社会での戦いを見た。
こんな歴史が繰り返されている。少しずつでも前進してほしい。
間宮祥太朗の静かな演技がなかなか良かった。ちょっとハンサムすぎるか。
