どんとこい侍

ザ・ビートルズ&インディア/ビートルズとインドのどんとこい侍のネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

2024年1月、U-NEXTで視聴。

冒頭戦後直後の映像だったのが、なるほど…と思った。ビートルズ創世記の舞台(BACKBEAT)で割と戦後直後の子供であることを知ったので…でも日本と違って貧しくない、美大とかに行けちゃうのは敗戦国ではなかったからか…。

インドは植民地時代があるし、イギリスに対してどういう感情なのかなぁと思ってたけど、イギリス風のバンドが生まれたりしてて負の感情はあまり無かったのかな?憧れに近いような?

不思議な楽器シタール。和音が心地よく、懐かしくて落ち着くようなインド音楽と麻薬に傾倒したのは、イギリスでの爆発的な人気と追いかけ回される生活から逃げたかったからなのかな…
麻薬を治すには瞑想だとか紹介しだす流れで、クスリの代わりに変な宗教にのめり込んでんじゃないかという怪しさを感じてしまった笑。しかも4ヶ月滞在は思ったより長くて驚いた。治療だとしたら結構なヤク中状態だったのかなって思ってしまった笑

インドで新しい音楽と向き合えたと思ったら、途中マネージャーの死で再び現実(イギリス)に引き戻される4人。世界中のファンとマスコミが集まるってすごいな…インドが身近になった瞬間では…というか空港やホテルにまで押しかけるファンもすごいな?!「オフの時は素の自分でいたい」それはホントそう。当時追っかけたファンや記者のインタビュー撮ってるのは笑った。

ビートルズ本人たちの演奏映像や曲が流れず、彼らの偉大さを証言するための「当時はこうだったらしいよ~」的な第三者が多くて観光ツアーみたいな感じだったのがちょっと残念。

レコーディングは不穏で、でも発売されたアルバムは好評という皮肉さ。当時ビートルズを通してインドを知った人には、斬新だったしエキゾチックな世界に憧れたりしたのかな。解散へ向かう過程にインドがあったよ、というのが分かりやすかった。


以下、シタールを使ったビートルズ曲メモ

■Love to You
https://youtu.be/s1X-q7MweIc?si=-TjN5HZ8rQ-7GqRd

■within you without you
https://youtu.be/ljnv3KGtcyI?si=qQiwfUUd0u1uD0gz

■Blue Jay way
https://youtu.be/Coz0TmK2ZIg?si=mMxTvHIU-eIXoR1Z