イホウジン

燃えよドラゴンのイホウジンのレビュー・感想・評価

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)
3.7
ブルース・リーの肉体美

もはやブルース・リーの勇姿を眺めるためだけの映画である。鍛え上げられた筋肉,機敏なアクション,名ゼリフ,紳士的な立ち振る舞い、彼の魅力がこれでもかと詰められている。それだけと言われるかもしれないが、それだけでも十分に観賞に耐えうるクオリティが確保されている。それを引き出すことに成功した脚本もまた良かったのだろう。
ただし物語自体は陳腐だ。コネリーの007の二番煎じみたいな展開にや女性に対する酷い扱いなど、色々ツッコミたくなる点があるのもまた事実である。まあそれを打ち消すほどに主人公の存在感が圧倒的なのだが。
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