メイプルわっふるG

燃えよドラゴンのメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)
4.1
フィルマで師と仰ぐ"こぅさん"より、リー哲学をご教授いただき紹介動画でジークンドーの奥深さに驚嘆。
一瞬の出来事。素人目にはただ殴りつけただけと見える一打。しかしてその一撃に至るまでの攻防は、余人の与り知らぬ世界。対の先、先の先、それらを制するためのトラップや誘い。
半世紀前にすでにこの境地にあったなどと今の今まで知らなかった。

興奮冷めやらず手持ちリー3作品をイッキ見。
まずは世界にカンフーブームを巻き起こした『燃えよドラゴン』を。

序盤とボス戦でJKD(ジークンドー)哲学が出てくるので今回見たのは特別編だったみたいだけれど、鑑賞記録的にこちらでレビュー。


本編はというと。。

少林寺を破門された男、島を買い取り王国を作る。

ブルース・リー作品では、キャラの濃さ・腕前ともに、チャック・ノリス級の敵ボス・ハン(シー・キエン)。
言うなれば、鉄の爪を持つ熊手おじさんと鏡の間。

世界的に有名かつ影響を与えた "Don't Think. Feeeeel!" のセリフも登場。
作中、弟子が少しでも遠慮というものを知っていたならば。
作中、高弟リーが初対面の相談者を気遣っていたならば。
決してこの名セリフは生まれなかった。。というか、なんだこのシチュ。配慮が足りないのは、こんな設定のまま修正しなかった制作陣か。面白いけども。
弟子の頭をペシペシ叩いてツッコミ入れるし、もしかしてコメディパートだったのかもしれない。

ブルース・リー vs. のちのカンフースターたち。
サモ・ハン、冒頭でタイマン試合。まだデブゴンと言えない体型。いいとこ緩んだヤン・スエ風。
ジャッキー、掴みかかるもあっさり首折り。再び飛びかかるも一蹴。三度襲いかかるもヌンチャクに吹き飛ばされて池ポチャ。レジェンドにも端役時代があるという証左。
ユン・ピョウは確認できず。

というかその2。
ボス戦の鏡の間で幻惑されるも、JKD哲学を思い出し自らの拳で打開。物理攻撃。
いやいやいや。そこは何か概念とかひらめきとかではないんかい、と。
面白いけども。


続けて『ドラゴン危機一発』と『ブルース・リー/死亡遊戯』を再鑑賞。
レビューはいつか。。

ちなみに衝撃を受けた紹介動画の一つ
https://www.youtube.com/watch?v=dveTkaZpC74


2021.03.20 イマジカBS
2017.01.03 イマジカBS
2015.09.12 ザ・シネマ