sound

ファーザー・スチュー 闘い続けた男のsoundのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供を1人失った後、もう1人の子が身体の自由を奪われる過程を見届けることしかできない状況を想像するだけで心が痛むし、スチュアート自身が徐々に自由を失う様子も、本当に辛い。きっと信仰心が深ければ深いほど、神のためにより良い人間になろうとするればするほど、不幸に直面した時の反動がもの凄く大きく苦悩を増幅させるのだろうと

勿論、善行を積んでるからと見返りを求めるべきではないんだろうけど、こんなに人生を捧げてるのにこの仕打ちなの?と疑問に思わずにはいられない。。。

無神論者だから、宗教的な要素に触れる場面では、自分とは異なる世界観が故に引っかかる部分もあったけど、主人公の葛藤や精神的な闘いは、無神論者であっても理解できる普遍的なテーマで信仰の持つ力や人間の脆さと強さは特に印象に残った作品。

ーーーーーーー

“we shouldn't pray for an easy life,
but the strength to endure a difficult one”

『簡単な人生を祈るべきではなく、困難な人生を耐える力を祈るべきだ』

ーーーーーーー
sound

sound