飯

MEN 同じ顔の男たちの飯のレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
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The real feminist horror.

前景化された女性トラウマ。

男性の邪悪で脆弱なmasculinityはシステム上のCthulhu。顔と性器はただの容器と装飾。女性への暴力と搾取は性別化されるmythosになった。記号と表象の扱いはやや単純だが、この単純は本作のカルト性、グロテスクな拷問に近いものだ。
父権社会の権力・暴力の濫用がpermeating the mundane life。女性は、霊と肉以上の代償を払ったあとはじめてこの不公平の図式に直面することができた。

音響は主人公の精神状態そのまま。

ラストシーンはカルト映画史に入るだろう。

日本版の訳名楽しみです~

(追記:邦訳くそすぎてウケる)
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