このレビューはネタバレを含みます
11/28 監督来日記念試写会
大好きA24制作をこんなイベントで観れるなんて大変貴重！
ラストの20分はトラウマになること必至って会場に着いてから読んで、これはやばい映画を見にきてしまったかも、と不安と焦りと期待。
観客に解釈してもらうよう作ったとのことで、明らかにされない部分があちこちにあり、想像が膨らむし、想像してもしきれない、気になるところがいっぱい。
女性が一貫して冷静で全て悟っており世界を見透かしたような目をしているのが魅力的で、さまざまな方法で圧をかけてくる同じ顔の男たちに素直に反抗していき、一人で逃げない一貫した姿勢が、女性としてとても心強く感じた。
監督も言っていたけど、男女のパワーバランスをよく表しているし、とても共感する。
なぜ林檎なのか、なかなか分からなかったけど、アダムとイブは、林檎を齧った途端、人間の性の誕生の瞬間を迎えたから、それに因んでいるのだな、そして「誕生」のキーワードにしているのだな、と思った。
神話を知っているとより面白い。
もう一度観たいけど、2度目でもきっとあのシーンは直視できないなぁ。私が世界一苦手とする種のシーンが入っているなんて。2日経っても吐き気がして具合が悪いくらい、引きずっているけど、そういうところもよかった。
