男性性の加害性を主題にして、メタファー盛り盛りでホラーテイストにした作品。
支配できると思う発想自体が女性蔑視。
タンポポの綿毛は精子のメタファーだろうし、色んな比喩に満ちてる。「It Follows」もホラーだけど性感染症の比喩だったからすごく似てるし、「ラストナイト・イン・ソーホー」とも近い。
話の辻褄は二の次でメタファー全振りの映画なんだな、と思いながら、その比喩の真意は半分も理解できなかった。
田舎のデリカシー皆無のコミュニケーションは嫌いだけど、イギリスの田舎の風景は最高に綺麗。
女性はこの映画に、男性が感じるものとは全然違う恐怖を感じるだろうな、と思った。男性性への恐怖と不快さ、生殖と出産の根源的なグロテスクさ。