崖際

MEN 同じ顔の男たちの崖際のネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

愛重すぎ。というか、それを愛と呼ぶな…と思ってしまった。気持ちが悪い…

いわゆる「神」である男の「彼」が、ハーパー(主人公)を支配すること、または壊そうとすることを愛と呼び、自己顕示欲と矜恃、性欲を満たそうとするも失敗する話として観た。

タンポポの種を精子に見立てているのであれば、なんかタチわりぃな、、って思う。ハーパーの口内に入ってるし。その後に少しハーパーの行動変わるし。
処女を失う=通過儀礼のメタファーとして読んでしまうから……なんか、ヤダ…他の人はどう考えたんだろう…

a24の気持ち悪さが際立ってて良かった。だからといって好きとは言い難い。でも嫌いじゃない。女性がいわゆる「家庭の天使」でも「冷蔵庫の女」でもないから。
だから、失敗する話として観たってのもある。(と、考えると皮肉だなぁ。)
あと、この映画で扱われているだろうテーマについて考えなければならないと思う。本当に。
好みを除いて良い作品だと思う。ハーパーみたいに抵抗して意志の主張をちゃんとしたいなぁと思った。

あと『ミッドサマー』を思い出した。自然の中でのグロ描写は勿論だけど、「愛」とは「パートナー」とはなんぞや、って改めて考える。

男の人と女の人で感想絶対に変わると思う。
ただ、気持ち悪さは感じるかなぁ…って。その気持ち悪さを感じるカットやシークエンスは違うんだろうけど。
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