エンプティーヘブン

MEN 同じ顔の男たちのエンプティーヘブンのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
5.0
トンでもない駄作、あるいは名作。
象徴が多いというか、100分間に渡ってすべてのシーンに象徴しか映してないと言ってもいいぐらい溢れている。

最後の数十分に及ぶ長いシーケンスにおいて、エスカレートするある人物のアクションとそれに対する主人公のリアクションを見ていると散りばめられている数多の象徴がどうでもよく見えても来る。突拍子もない憶測だが、現代アートとそれを消費する観客への皮肉にも見えた。