Kin

MEN 同じ顔の男たちのKinのネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ハーパー ハーパー🎶
鑑賞後にずっと頭の奥で響いてる。
自然の静謐な緑と暗闇の木霊、そして後半の内蔵グチュグチュ感覚?の対比が凄かった。
別れたくない男性の脅迫とも言える攻め方が酷くて完全にDV。そして男性は落ちる時の表情から死ぬ気なく落ちたんだと思う。男性はタネ撒き散らせば終わりだけど、女性は男性器も精子も身体に受け入れて生命を育むので、嫌になった相手(男性)への嫌悪感は相当なものなのかと想像できた。そんな心象が後半部のグチュグチュ表現なんだと思う。主人公は既に孕んでいるのか、もしくは、もはや彼の生命を身籠る恐怖と嫌悪で別れたいのだと思う。
クライマックスで、しつこく出産を繰り返す彼らに主人公は恐怖を感じるよりも、呆れた表情になり冷静になっていく所が面白い。ラストはトラウマを乗り越えた笑顔。私の中では『反撥』+『マニトウ』な感じの映画たった。
 

追伸 タイトルやら解説について
サブタイトル『同じ顔の男たち』の部分は酷く無粋でいらないと思う。観客が自分で気づくからこそ、意味があるのでは…。またオフィシャルサイト等の紹介文も噴飯物で物語内で同じ顔だと気づくとあるけど、そんなシーンはなかった。色々と説明しすぎて想像力の幅を狭めてる。観客を馬鹿にし過ぎてない??

さらに追記
2023年6月10日再鑑賞
なるほど白雪姫でもあるんだね
主人公の衣装、毒リンゴ、7人の…。
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