ハーパーがりんごをかじったとこから
りんごは旧約聖書の禁断の実だと分かる。
「失楽園」がしっかり頭に入ってれば
全体のストーリーも解釈もしやすかったのかな。
そして、この手のってどうしてこう怖いの?
(ジェニファー・ローレンスの『マザー!』など)
反響トンネルは子宮のように思えたし
呼び声で現れた裸男は
楽園を追放されたアダムで
タンポポの種子をハーパーに吹きかけて受精?
裸男から次々に生まれる(脱皮する)男のシーンは
もう、この映画から逃げたいけど逃げ出せない。
最後に生まれたのは自死した元旦那。
あの時は拳で殴る行為しかできなかったけど
伝えたい気持ちは「愛されたかっただけ」
ハーパーは何かを元旦那さん(男)のせいにしたのかもしれない。
女性が勝手に負に捉えている男性というイメージからの
脱却のように思えた。
何度も出てくるコットソンという村の名前。
COTはベビーベットでSONは息子。
ハーパーは恐らく流産したのかな。
元旦那さんとの関係が壊れた理由ともとれる。