「男は時に女を殴る
よくないが死罪ほどではない」
無意識に女性を傷つける男性の加害性。
心を癒すために出た先で出会うデリカシーのない男たちが「同じ顔」に見えてしまう程のトラウマを抱えた女性の物語。
スプラッター作品が大好物な私から見てもラストの男性の多重出産は衝撃的でした。
それまで暗喩しながら伝えたかっただろう主題らしきものが、とても露悪的で後味の悪いグロテスクさに台無しにされてしまった気がします。
私にはすべてを理解しきれませんでしたが、この不可解な劇を演じる役者の方々は素晴らしかったです。