悪夢すぎて本当に夢に出てきそうで無理。マジで観なければよかった。
女性の肉体的な弱さや妊娠など、昔から当然と考えられてきた性差、性別による固定観念みたいなものを感じた。
男性を大々的に刻んだ象徴的な彫刻、裏側では性器を広げ、受け入れる体勢を取る女性。翳ったかと思えば怒りを表すように赤く下から光がこみあげるように照らされたり、子どもを産むための道具としか捉えられてこられなかった歴史なんかが感じられる。
その一方で、同じ顔の男たちは何度生まれ変わってもどんな格好をしていても、脚は折れ腕は裂かれていて、犯した業は消えない。
身勝手な暴論や肉欲、子を宿す役割、ぶつけて全て受け入れなければ罵り、存在さえも否定するその業の深さ。そんな背景を感じたからこそ、最後出てきた友達が妊娠している姿がすごくグロテスクに思えてしまった。うわ〜ここでこの人を妊婦にするのエグすぎるけど、解釈は一致しててキッッッッッツ…みたいな。
アダムとイブのリンゴの話も出てきてたし、おそらく聖書の内容を知っていればもっと深く理解できたであろう。
これ劇場観に行きたくて結局時間なくてやめたんだけど、ほんとにみにいかなくてよかった。マジでトラウマになったわ。もう絶対観ない。
2024年36本目