ある出来事で心に傷を負った女性が心を癒すため田舎へやってくる。
しかし、そこでは変な男が周囲をうろついたり町にいる男性が皆同じ顔をしていたりと気味の悪い事が起こっていく、というお話。
初っ端のインパクトあるシーンからから歌で始まり映される自然はアート写真のような美しさで、もうクセが強そう。
画面を小さくして見ていたからだと信じたいけど肝心の街の男たちが皆同じ顔という事実にしばらく気付かず。
日本語のサブタイトルがなかったら最悪最後まで気付かなかったかもしれない。人の顔を見分けるのは苦手だけど、まさかここまでとは…
こういう嫌な人いるよね、こういう嫌な空気になることあるよね、みたいな描写が生々しく、すごく気分が悪くて良い。
ヒロインは失礼な事されたり怖い事があっても割と毅然としてたりどこか冷めた感じの冷静な態度だったのが好き。
ダメージは負ってたけど。
暗喩が多い映画は全然分からない癖に嫌いじゃないのですが本作も例に漏れず。
終盤のシーンの衝撃は今よりも後々思い返した時にダメージを受けそう。
