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MEN 同じ顔の男たちのsugarのネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

女性が日々受ける無自覚な暴力をホラーとして具現化した作品。
女性であるというだけで1人で心を休めて、安全に、暴言も吐かれずに、休暇を過ごすことができないのまじで意味わからんという気持ちが沸々沸いた。ほっといて欲しいしかないですね…

後半になるにつれ、怖がるでも反抗するでもなく、半ば諦めたような冷めた目で淡々と対応するジェシー・バックリーの表情に痺れた。(SHE SAIDのバーのシーン、ミーガン(キャリーマリガン)がワインスタインを見るあの目を思い出した。)

色々と解釈ができそうなモチーフがあるのは考えがいがあって面白かった。
最後の友達のお腹、女の子でも男の子でも前途多難だと思わせる不穏さを感じたな。同じ顔なのは特殊な誰かが犯す暴力でははないからだと思ったし、終盤のあの一連のシーンは連鎖する家父長制だと受け取ったけれど、衝撃的すぎて(笑)、単に怪物に襲われるグロホラー的な作品として消費がされてしまったらもったいないなと思った…
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