予告を初めて見た時「ZIPANG」で安田成美が演じた鉄砲お百合のスピンオフ映画かと思いました。
なんかねぇ〜。コレ誰をターゲットにした映画なん?
ストーリーは2億回ほど見た記憶のある凄腕の元暗殺者が戦いに巻き込まれるモノ。
少年を守り続ける間に情が湧いてという和製「グロリア」です。
この設定だったらもっとエンタメに振るというかもっとポップな感じにすればイイのに。
真面目か!
キャラクターはいいと思います。
綾瀬はるかは美しいし、長谷川博己の食えない感じもイイ。
あんなに二枚目ぶって着替えを覗く奴はなかなかいません。
女性殺し屋チームは素晴らしいです。
シシド・カフカはもちろん、古川琴音が本当にいい。
清水尋也は流石のキモかっこいい感じ。最高です。
怪しげな野村萬斎が演じるテーラーも良かったのですがあの設定なら絶対に奥に銃火器が並んでいたり特注防弾ドレスとか仕立てなきゃ嘘でしょ。
真面目か!
キャスト陣で問題なのは守られる少年役のやつですよ。
なんか微妙にでかい。お前いくつ設定やねん。
コイツがでかいくせに色々足を引っ張るからイライラしてきます。
アクションがショボい。
コレが今作の最大の欠点です。
このジャンルならここのクオリティが低いとお話になりません。
銃撃戦のアイデアも乏しいですし、銃器のこだわりもありません。
リボルバー・リリーなんて言ってるんだから専用の特殊リボルバーみたいなんあっても良かったんじゃ。
リボルバーの見せ場である銃弾装填場面でアイデアが欲しかったです。
2度言いますが銃撃戦のクオリティがダメすぎます。
日本で銃を扱うとなんでこうも嘘くさくなるというかイマイチ決まらないんでしょうか。
そこを覆すケレン味が欲しかったです。
かっこいいショットはいくつかありました。
霧の中の銃撃戦もワンアイデアとしてはいいと思いますが、ずっと霧の中ってアホか。
純白のドレスを着ていざ出陣の場面は最大の見せ場なんですからもっと盛り上げて欲しかったですね。
脚本もなんかモッサリしているしみんなたまたま出会いすぎるというかフラッと現れすぎです。
2時間以内にできたはずです。
ラストバトルも勝利条件敗北条件がはっきりしているのはいいんですが冷静にみるとバカみたいなシュチュエーションになっていました。
綾瀬はるかは「おっぱいバレー」とか「ひみつのアッコちゃん」とか「ICHI」とか無茶苦茶な仕事をよく受けていますが、その来るもの拒まず精神は大好きです。