元敏腕スパイの女と、男たちに追われる少年。少年が持つ秘密とは。
「邦画のここがダメ」ネタでちょいちょい出てくる「ぼそぼそ喋りと絶叫」「間延びしたシーン」が無いだけでも満足感が高い。
そして、飄々とした切れ者、立ち姿に芯のあるテーラーの男、義理堅く腕の立つ元・馬賊の女、など「そういうの好きなんですよ」というキャラクターが確かなキャスティングで出てくれるので嬉しくなる。
壮絶アクションというわけではないが、もたつくことのない丁寧なアクションなのもよかった。
作中の問題をフィジカル & バイオレンスで解決してきた主人公が、力による解決に否定的なのはいただけなかった点。
ところで、あのベホマ婆さんは何だったの？原作小説を読まないとわからない系か？
